第1部「願いをこめて」
清き川面に 光遊ぶ
永遠の流れを 見下ろして
紫のあふりねは 今 目覚める
風健やかに 桑の葉をひるがえし
人穏やかに 微笑をかわす
この土地を 縄文の世から
愛し 住み付いてきた
豊かな実り 生きる喜び
木造の 小さな校舎を
人々は建てた 相模原の
太陽となれと 相陽と名付けた
この林 切り開こう
この土地を 掘り起こそう
生きる喜び 豊かな実り
人々の 願い込め
人々はたてた 相模原の
太陽になれと 相陽と名付けた
清き川面に 光遊ぶ
永遠の流れを 見下ろして
紫のあふりねは 今 日覚める
風健やかに 桑の葉をひるがえし
人穏やかに 微笑をかわす |
第2部「あふりねってなんだ」
あふりねってなんだ なんだろな
アスファルトがまぶしい まぶしいぞ
どこでも工事中 工事中
いそげよいそげよ いそげよ
がんばれがんばれ がんばれがんばれ
あふりねってなんだ 見上げるものもない
ものもない
時代に遅れるぞ 遅れるぞ
時代に遅れるぞ 遅れる
みんながバラバラ みんながバラバラ
時間の流れは 押しとどめられない
田んぼをつぶして 家がたち並ぶ
いそがしいんだよ いそがしいんだよ
大勢いたって みんな知らん顔
知らん顔
テレビの前で 車の中で
ひとりばっちだよ ひとりばっちだよ |
第3部「嵐の日」
吹き荒れる嵐 雲が渦巻く
木々がどよめく
わたしたちは 道を失った 失った
頂きを目指す 確かな道を
吹き荒れる嵐 いつわりの日々
冷えきった心
わたしたちは 友を失った 失った
互いの心に 通じ合う道を
吹き荒れる嵐 頂きを忘れ
流される日々
わたしたちは 自分を失った 失った
学ぶことを嫌い ただいらだっていた
Ah− |